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003 ステイホーム、想像力をかき立てろ。

(#003 GW、ステイホームでどう過ごす?)

こんにちは、内田です。

「ステイホーム!」が話題になって数ヶ月過ぎた。
と思えば、
今度は「GoToキャンペーン」です。

コロナによって、
今もまさに現在進行系で、
社会が変化を求められています。
 

特に、
「外出自粛」からはじまる
”ステイホーム”の動きによって、

”家で過ごす時間”

が過去に例をみないほど、
増えているんじゃないかと思います。
 

と同時に、

「家から出られなくストレスを感じる」

という声を、幾度も耳にしました。

「せっかくのGW(ゴールデンウィーク)なんだもの、
家族や友人と旅行に行きたいよ。」
って気持ちはよく分かります。
 

でも、何を叫んでも、
積極的に外出できないなら、
ちょっと違う見方をしてみてもいいのかな、
って思います。
 

その一つは、
「そもそも、GWって本当に必要なのー?」
という問いで、

Wikipediaによると、

1948年の国民の祝日に関する法律施行により4月29日から5月5日までの期間に休日・祝日が集中し、この期間がゴールデンウィークと呼ばれるようになった。

80年前にはGWは無かったのです。

でも、1948年って戦後間もない時期なので、
連休があっても、
現代のような「お出かけ文化」があったとは思えません。

お出かけは、楽しいし、
大切な人と過ごす、
大切な時間だと思います。

でも、旅行にいけなくて、
せっかくのお家で過ごす時間を
ストレスを感じる。
のは、もったいない気がするのです。

そもそも僕たちは、
幼い頃、

”限られた中で楽しむことの天才”でした。

ロゴブロック
◯◯レンジャー・仮面ライダーごっこ。
お家で歌唱大会。

”おままごと”はまさにその典型で、

いつもと同じ代わり映えのない空間を、
想像・イメージによって彩り、
仮想の登場人物を増やし、
物語を繰り広げるわけです。

これって、
すごいことだと思いませんか?

あの集中力をみていると、
子どもの想像力の中は、
ハリウッドにも負けない臨場感があると思います。
 

僕は小学生の頃、
しょっちゅう家の周りで遊んでいて、

家から半径400mほどの範囲を、
”警察”と”泥棒”が戦いを繰り広げる空間だと想像し、
「ケイドロ鬼ごっこ」をしていました。

それはそれは、真剣なたたかいで
その場のあらゆるものを、
活用して、逃げ回り追いかけていたのですが、
何度もいつもの代わり映えのしない場所でやっているのです。

でも、ものすごく楽しいし、
なかなか飽きません。
 

それは、ただの鬼ごっこではなく、

想像力をフルに働かせた、
クリエイティブ(創造的)なゲームだったからです。

想像の力によって、
世界に一つしかない、
オリジナルな空間を楽しむことができていたのです。

でも、成長していく中で、
そういうクリエイティビティをは、
失しなわれているように感じます。

自分の中にある”無限の想像力”を閉ざしていくと、
誰かの創造物が気になってしまう。

選択肢が広すぎて、
新しいもの(想像)を膨らませるほど、
息が続かないのです。

そうやって、息苦しくなって、
外部に楽しみを探しに行くことになります。

でもそれは、消費行動であって、
クリエイト(創造)ではありません。

それは本当に、あなたが消費しなければいけないことなのでしょうか。

もしかしたら、それよりも、
家の中から楽しみを見つけ出す。
限りある中から新しい価値を生み出す、
創造的な生き方ができたら、

コロナ禍にあっても、
毎日がGWになり得るんじゃないかと思います。

つまり、それは、
どこでも楽しい空間を作っていけるという強みです。

また、
僕たちが想像力を手にするということは、
言い換えれば、

”人の気持ちが分かるようになる”

ということです。
 

人への思いやりは、想像力です。
本当に気配りが上手な人は、

”想像”をこえて、”創造”している。

相手すら思っていないところまで、
行き届くのです。

それが、もしステイホームで、
家族と過ごす時間が増え、
関係性に悩んだときにも力を発揮するのです。

そのヒントが、
限定空間での創造です。

コロナだから、外に出られない!
から、

家の中に限定して、楽しいことを作ってみよう!

と考えてみるのです。

お子さんがいる方は、
一緒にできたら、さらに効果的です。
(強制しても続きません)

社会構造が変化していく中で、
僕たちは、新しい生活様式を求められています。

そんな時代を生き抜くコツが、
ステイホームでの過ごし方の中に、
子どもの頃の何気ない遊びに隠れているのです。

一度、試してみてください。