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#112 夢に優先順位を付ける

おはようございます、内田です。

今日は頂いた投稿から、キーワードを頂いて考えていきます。

30代前半
【自分の叶えたい夢?が多すぎて困ってるさん】

皆さんはやりたい事がたくさんある時、どうやって気持ちを整理して、自分の進みたい道を決めたり、叶えていく”夢の優先順位”をつけて行動していますか?
自分には叶えたい夢が、たくさんあります。

  • やりがいを感じられる仕事に従事する。
  • 相性の合う方と結婚する。
  • もう一度、学生生活に戻って、 専門学校、短大、大学等に入学して勉強したい(理容師・保育士・薬学部・法学部・心理学部)等々。 法学部関係なら、刑務官・裁判官・弁護士。 心理学部は、心理カウンセラーとか。

また、趣味と仕事の両方につながる資格は、もっともっと気の済むまで取得に挑戦したい。 いったい自分は何を優先的にまずやりたいか?、何の仕事をしたいのか?、いくら自問しても答えが出てきません。

投稿者の質問、簡単には、
「どうしたら夢に優先順位を付けて行動できるか?」
と言えます。

というわけで
“夢とは何か”について考えていきたいと思います。
“夢”の正体が分かってきたら、
優先順位を付けられるかもしれませんよね!

少し変わった視点かもしれませんが、
“夢”ってどこに住んでいるのでしょうか。

「夢を探す旅に出る」というフレーズは、
幾度となく耳にしてきました。

どうやら夢はどこかに隠されていて、
宝探しによって見つけ出せるみたいなのです。
ですが、不思議なことに、洞窟の中を掘り進めても、
夢が発掘されたってニュースがトップを飾ることはありません。

だって夢は、自分の中にあるからです。

外をどれだけ探し回っても、
決して見つかることはありません。

自分には叶えたい夢が、たくさんあります。

では、質問者さんは、
そんなにたくさんの叶えたい夢を、
どこで見つけてきたのか。

資格取得に積極的な様子なので、
書籍やネットで調べる最中に見つけたのかもしれません。

でも見つかった選択肢が、本当に夢なのかは、
すこし気になります。

僕の知る限りは、
夢が見つけられずに、
困っている人は大勢います。

なのに、
この質問者さんは恵まれたことに、
次々と夢を語り、
他にもたくさんあるような感じです。

果たしてそれは本当に夢なのでしょうか。
(もちろん、全部本当に夢なのかもしれません)

でも、考えてみてほしいのです。

夢は生きています。

まあ、これはとても自然なことで、
夢を持っている人間が生きているのだから、
持ち主の成長によって、夢も成長します。

だから、同じ夢を持ち続ける人は、
ごく稀です。
それも、大まかには同じ夢かもしれないけれど、
よくよく見ると微妙に変化しています。

例えば、子どもの頃は、
“一流のプロ野球選手”が夢だったのが、
野球選手になってから、
一流とはなにか?という壁にぶつかったりします。

この投稿者さんが、挙げてくれている夢は、
いわば”夢のたまご”だと思います。

僕は子どもの頃、
ウルトラマンになりたいと思っていました。
そして、絶対になれる。と確信していました。

しかし、その夢のたまごは、
羽化することはありませんでした。

でも、消えて無くなったわけではありません。

ウルトラマンになりたいという願いは、
誰かを助けたい・お役にたちたい、という願いとなって、
今も僕を支えてくれていると思います。
 

同じように、
投稿者さんもたくさん持っている
“夢のたまご”を肥やしとして、

本当の夢を羽化させていくと、
いいんじゃないかなと思います。

夢を整理しようとするのではなく、
夢を統合させていくのです。

でも、そのためには、
何かをはじめていくことが大切です。
自分が成長すると、夢もまた成長します。

とはいえ、拭えない不安もあるかもしれません。

何かをはじめて行動して、
後悔したら、どうしよう。
間違っていたら、もう引き戻せない・・・ 。

それって誰もがどこか持っている悩みなのかもしれません。

せっかくなので、
参考になりそうな、ちょっと面白い話を紹介します。

何年か前に、車で移動していた時のことですが、
高速道路をおりて、この道をまっすぐ行ったら、
目的に到着する。というタイミングのことです。

運転していた先輩が、
突然ハンドルを右に切り、
脇道へ入っていきました。

僕が、
「えっ今の道、真っ直ぐですよ!」
と慌てると、

先輩は、
進行方向をジッと見つめたまま、
意識だけをこちらに向けると、
真面目な顔で、こう言いました。

「大丈夫だよ、道はすべて繋がってる。」

「いつも同じ道ばかりじゃあ、面白くないじゃない。」

た、、確かに・・・。

と、不覚にも一瞬おもってしまいましたが、

到着時間ギリギリの出来事だったので、

「そうかもしれませんが、それは時間があるときにしてください!!」

とすこし呆れました。
(待ち合わせに遅れたのはお察しの通りです)

タイミングが適切だったかは別としても

これは、すごい的を得ていて、
最短ルートがベストとは限らないということを、教えてくれます。

今、夢を定めて行動して、
後になって「違った」と後悔したとしても、
それは道をあと戻りすることにはなりません。

その道で学んだことが、
あとになって、新しい道でどう生かされるのかは、
未知数です。

かのApple創業者のジョブズ氏は、
大学生時代の回り道が、
Apple製品のフォントの美しさとして生かされ、
多くの人を魅了しました。

もし、回り道をしていたら、時間がなくなってしまう。
と前に進んでいくことを躊躇することがあるなら、

進むと決めた道を、さらに早く進んだらいいと思います。

2倍早く進めば、次の道に出会うのも、
2倍早くなります。

その場所で止まっていては、1ヶ月後も同じ場所です。

とはいえ、
止まることも進むことだったりしますが、、

そういう悩みの中にいると、
他の人と比べて苦しむことがあるかもしれません、
ですがそれば、
比較対象を”すごい!”と思い込んでしまっている可能性があります。

定点観測は、直線に見える
からです。

これはどういうことかというと、
毎月、体重を測り、グラフに点を付けて、
そして1年に一度だけその平均値を、SNSに投稿する。

例えばこんな感じです。
1年目・・・55kg
2年目・・・45kg
3年目・・・45kg

これだけみれば、
この人はダイエットに成功したすごい人、
に見えるかもしれませんが、

実は、2年目にリバウンド、
無理なダイエットで体調を崩し入院までして、
最後の3ヶ月にRIZAPに通い、なんとか45kg。
という苦難の結果かもしれません。

自分から見た誰かというのは、
あくまで、その人の一部です。

物事は、連続的に繋がっています。
色々なことがあります。
でも、表にはその一部しか見えてこない。

InstagramやTwitterも似たような現象が起こります。
それと比較するって、最初からあまりにも不利です。

”となりの芝生は青く”見える。

のと同じことですね。

・・・ほんとうは、
内部理想の話なども書きたかったのですが、
長くなってきたので、ここまで。

今日も起電力を高めて、
充電満タンな1日を!

ラジオも配信していますので、どうぞ!https://anchor.fm/sundialradio/episodes/112-eicmmt